看護師として働きながら、仕事と育児を両立させているママは大勢いる。しかし、仕事が忙しいために、自分の子どもと接する時間が短いのではないかと不安に思う看護師も少なくない。
特に、小児科に勤務していると、他人の子どもの面倒ばかり見て、自分の子どもを後回しにしていないかと考えがちだ。中には、保育園に預けて働くことに対して、罪悪感を抱く看護師もいるだろう。
だが、子どもと接する時は、時間の長さよりも質を重視することが大切だ。時間が短くても、真剣に話を聞いたり、抱きしめたりすれば、子どもの満足度は高くなる。
ただし、子どもの前で仕事の愚痴をこぼすことは禁物だ。前向きな気持ちで勤務している姿を見せれば、ママが働くことに対して、子どもは理解を示す。
また、職場でウイルスに感染して、自分の家族に移してしまうのではないかと心配するケースもよくある。そのような不安を解消するために、職場では徹底的に対策を練ることが大事だ。
患者のケアをする場合は、医療用マスクや使い捨ての手袋を着用して感染を防ごう。ケアが終わったら、手指を消毒することもポイントだ。そのうえで、職場で着用した衣類を自宅に持ち帰らないようにすれば、感染のリスクが軽減される。
自宅に帰ったら、すぐに手洗いとうがいをしよう。コートなどのアウターを着ていたら、リビングや寝室に持ち込まず、玄関先に置くことが感染を防ぐ秘訣だ。さらに、免疫力が低下していると感染しやすくなるので、日頃から体調管理にも気を配ろう。